カイロプラクティック施術後に起こる身体の変化

好転反応（こうてんはんのう）

好転反応とは、新しい治療法や健康習慣に取り組んだ際に、一時的に体調が悪化する現象を指します。

この現象は、身体が内部から快方へ向かうために、先天的知能がとる必然的反応です。

上部頸椎カイロプラクティックの施術においても、好転反応が起こることがあります。

これは、脊椎や神経系の調整により身体が変化していく過程で、一時的に症状が悪化することを指します。

初めての首の調整後に、一時的に痛みや違和感が増すことがありますが、これは、身体が新しいバランスに適応しようとするために生じるためです。

好転反応の具体的な症状は、疲労感、頭痛、筋肉痛、発熱、眠気などが挙げられます。

これは、神経や骨格、筋肉が調整され、身体が新しい状態に順応しようとする反応になります。

上部頸椎カイロプラクティックでの首の調整後に生じる好転反応は、あくまでも根本（原因）に対して治療を施した時に期待される全身性の反応です。

上部頸椎（首の骨）の調整後は、脳からの神経伝達が回復するに従い、これまでの異常な状態から正常な状態へと『自然治癒力』によって身体の内部から調整されていきます。

つまり、病気の状態から本来の健康な身体へと変化していく、快方へ向かう変化の過程での自覚症状が好転反応ということになります。

施術後に起こる身体の変化

• 2～3日は体がだるくて仕方なかった。
• 眠気が出た。
• 微熱が続いた。
• 施術後は症状が酷くなったが、翌日には嘘のように楽になった。
• 体のいろんな部位に筋肉痛のような痛みが出た。
• 身体が軽くなった。
• 違うところが痛くなってきた。
• 数年前の古傷が痛みだした。
• 考え方がポジティブになった。
• 仰向けで寝れるようになった。
• その他。

カイロプラクティックの施術後、身体に何も変化を感じなかったとしても、時間の経過とともに身体の内部は回復への過程が進行中であり、本人の意志とは関係なしに身体は勝手に自然回復へと導かれていきます。

カイロプラクティックによる身体の調整後、神経エネルギーの流れや身体のバランスが良くなっても、お悩みの症状と骨の歪みに因果関係がなければ、症状が改善されることはありません。

上部頸椎の歪みにより影響を受けている場所に関しては、病気や症状が改善されることは期待できますが、運動不足や睡眠不足、暴飲暴食などの生活習慣によるものに関しては、本人が改善しない限り、カイロプラクティックケアで一時的に良くなっても、また最初の状態に戻る可能性は高くなります。

健康を保つ最低限の行動

健康を保つ最低限の行動は「食事」「睡眠」「運動」です。

この 「食事」「睡眠」「運動」は当然ながら、他人に変わってもらうことは不可能です。

これらは自己管理として行うしかありません。

上部頸椎カイロプラクティックにより、神経の流れや身体のバランスが良くなった後は、ご本人自らの日常生活に目を向け、改善すべきところは改善していただくようにしっかりとアドバイスさせていただきます。