腰痛なのに首の矯正?
膝が痛いのに首だけ??
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ロベット・ブラザーの法則
生体に働く代償作用を特徴づけるものとして、ロベット・ブラザーの法則というのがあります。
これは上部の背骨と下部の背骨は同じように、または逆方向へ変位するというものです。
背骨は椎骨の上下関係による一連の動きとして、上部の動きは必ず下部にそれに準じた動きを取らせることになります。
例えば、上部の頸椎が変位を起こすと、下部の腰椎も同じ方向に(同方向同期)、下部の頸椎が変位を起こすと、上部の腰椎が逆方向に(反対方向同期)変位を起こします。
上部の胸椎と下部の胸椎も同じく連動しています。
同方向同期
頸椎(首の骨)の1番目が右に変位を起こすと、腰椎(腰の骨)の5番目も同じ方向(右方向)へ変位を起こします。
頸椎2番の動きは腰椎4番に、頸椎3番は腰椎3番に同じ方向への動きを起こさせます。
同じ方向に動く椎骨
- 頸椎1番ー腰椎5番
- 頸椎2番ー腰椎4番
- 頸椎3番ー腰椎3番
上記以外の椎骨は反対方向に動きます。
反対方向同期
頸椎の4番目以降は逆方向の動きになります。
即ち、頸椎4番が右に変位すると、腰椎2番が左に変位します。
頸椎5番が左に変位すると、腰椎1番が右に変位します。
逆方向に動く椎骨
- 頸椎4番ー腰椎2番
- 頸椎5番ー腰椎1番
- 頸椎6番ー胸椎12番
- 頸椎7番ー胸椎11番
- 胸椎1番ー胸椎10番
- 胸椎2番ー胸椎9番
- 胸椎3番ー胸椎8番
- 胸椎4番ー胸椎7番
- 胸椎5番ー胸椎6番
頭と骨盤の関係
この離れた位置関係にある椎骨の関係性は、頭蓋骨と骨盤との関係にも当てはまるとも言われています。
- 後頭骨と仙骨
- 蝶形骨と尾骨
- 側頭骨と腸骨
頸椎の調整だけで身体のバランスが改善する訳は、少なからずこの法則も影響しています。
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